平成12年3月 − 女子柔道部 −

 全国高等学校柔道選手権大会出場
 本校女子柔道部は一昨年、自らも現役の柔道選手である花田先生を顧問に迎えて、この2年間でめっきり実力を付けてきました。高校に入ってから柔道をはじめた部員ばかりですが、朝はランニングや筋力トレ−ニングを続け、放課後には道場で柔道の稽古に励み、さらに、夏や冬の休みには県外遠征にも出かけるなど、毎日ハ−ドな練習をこなしてきました。一人ひとりがそれぞれの目標をもって努力しているので、ハ−ドな練習でも誰一人休むことなくガンバることができ、短期間で力をつけてこれました。その努力が実を結び、県新人大会では個人種目で優勝でき、さる3月下旬、創部以来初めてのことではありますが、日本武道館で開催された全国高等学校柔道選手権大会に3年生の石倉加奈が県代表として女子個人の部に参加できました。

 結果は残念ながら1回戦で敗退しましたが、大変大きな経験と自信を得てきたようです。会場である日本武道館が広く大きいのに驚かされ、会場にいる選手はみんなとても強く見え、緊張したそうです。1回戦の相手は岩手県代表の選手で、前半自分から技を仕掛けていったが、なかなかポイントにつながらず、後半で相手の背負い投げに崩れて肩がつき、ポイントをとられてしまいました。残り時間を攻め続けましたが、時間切れとなって1回戦敗退となってしまいました。自分の思うように試合を運べなっかたことが、とても悔しく、試合には負けましたが、全国大会のレベルがどんなものなのか体験することができて大きな収穫を得てきたようです。この経験を生かしもっと自分の力が発揮できるように頑張りたいと次の目標に向かって新たな決意を持ったとのことです。

 この他、昨年度は県の新人大会で、団体が3位に入り近畿大会に出場しました。今年の目標は6月の県高校総合体育大会で団体優勝し、高校生にとってあこがれの舞台である全国高校総体に全員で参加することです。全国大会以降も主将の野田真衣子を始め3年生5名、2年生6名の部員が新入部員の入ってくることを楽しみに頑張っています。未経験者でも関心がある人はぜひ入部してくれることを期待しています。多くの新人が入部して部がさらに活発になり、全員で全国大会にゆけることを今年の目標にして頑張っています。