平成12年11月 − 学校説明会 −

  教養理学科体験学習   普通科説明会
 中学三年生やその保護者に、学校の雰囲気に触れてもらい、本校の教育内容や学校生活全般を紹介する機会として、11月の第2及び第3土曜日に教養理学科の体験学習と、普通科の説明会を実施しました。教養理学科の体験学習には137名が、さらに普通科の説明会では322名の生徒保護者等の参加があり関心の高さを改めて実感しました。この機会を通して、規律ある生活を重視しつつも自由な雰囲気に浸り、楽しく学校生活を送っている様子や、意欲を啓発しつつ自主的な学習を育て、進路実績の大幅な向上に結びつけている本校の様子を正しく理解してもらえたものと思っています。

 教養理学科の体験学習は体育館で学科のねらいや学習内容また学校行事や学校生活などをビデオを使って説明しました。学科のねらいは将来において自然科学分野で活躍できる技術者の養成を目指しているので、具体的には国公立理系の大学さらには大学院への進学できる力をつけることを目標にしています。そのため授業内容も理数系の科目が多くなっていることや、実験実習を豊富に取り入れ、近隣の大学や研究期間に出向き実習に触れてくる特別課外授業なども紹介しました。

 卒業後の進路についても卒業生の7割近くが国公立理系の大学へ進学しており、ほぼ当初のねらいが達成されていることなどを紹介しました。体育館行事のあと、生物、化学、物理などの特別教室で「液体窒素による超電導実験」「プラスチック消しゴムをつくろう」「こんな生き物みたことある」などの理科分野に関する実習をおこなうとともに、普通教室においても数学の模擬授業を実施しました。参加者にはそれぞれの希望に応じてそのなかから2時間にわたり2つを選んで実習に参加してもらいました。

 将来、自然科学分野で活躍したいと考えている生徒にとっては、本校の教養理学科で学ぶことが適切と思われます。しかし中学の段階ではまだ自分の進路を決めかね、高校生活を過ごす中で自分の進路を考えていこうという生徒が多いのではないかと考えます。

 そこで普通科の説明会では、入学後、将来の進路を考えていこうとする生徒にとっては普通科に進み、そこで学ぶことが適切であることや、そのために本校の普通科ではコ−ス制をとり、多様な選択科目を準備して、充実した高校生活を過ごせるとともに、それぞれの進路選択に対応して適切な学習が選択出来るように工夫してることなどを紹介をしました。


 また、生徒会長の歓迎のあいさつや映画研究部が作成した全国大会入賞ビデオ作品の放映、さらに吹奏楽部による演奏を楽しんでもらい、クラブ活動の一端に触れてもらいました。体育館での行事が終わったあとはグル−プに分かれて校内のいろいろな施設を見て回り、希望者はさらにそのあと部活動を見学をして解散しました。